「痛くない授乳のコツ」全10個のコツのうちの7番目のコツをご紹介します。
今回のコツから、ようやく実際に赤ちゃんが乳房に吸着する場面でのコツになります。
動画でも解説しています。
授乳で乳首が痛い!から解放される方法⑦:「乳頭=赤ちゃんの鼻の高さ」でスタンバイする
赤ちゃんの「お口に」乳房を含ませようと思うと、「乳頭をお口の前でスタンバイ」させたくなるのは自然なことかもしれません。
…が!
実は「乳頭をお口の前でスタンバイ」は、痛くない授乳のためにはあまり適切ではないのです。
こちら↓の画像のように「乳頭の高さ=赤ちゃんの鼻先」をスタートポジションにするのが、とっても大事です。
どうして「乳頭=赤ちゃんの鼻の高さ」にする必要があるの?
「乳頭=赤ちゃんの鼻の高さ」だと違和感を感じる方も多いと思います。
なぜこれが必要か?というと、痛みのない授乳にするためには、吸着の際にこんな感じ↓にしたいからです。
痛くない授乳の吸着のさせ方
➀ 乳頭は赤ちゃんの鼻先でスタンバイ
② 赤ちゃんが「あくび」をするくらい大きな口を開けたら、赤ちゃんの体全体を引き寄せる。
③ 乳頭は上あごに向かう。
(舌の上に乗せるのではない!)
④ 上記1~3の結果として、以下のような状態になっている。
- 下顎が乳房に埋もれる
- 赤ちゃんの下顎側の乳輪により深く吸着していて(上下非対称の吸着)、上唇側の乳輪は少し見えているかもしれない。
- 赤ちゃんの頭は後傾している。
- 赤ちゃんの鼻の下に少し隙間ができている。
「乳頭=赤ちゃんの口の前」がスタートポジションだと、どうしても赤ちゃんはうつむき気味になってしまい、結果として浅い吸着になってしまいます。
これを防ぐために「乳頭=赤ちゃんの鼻先」をスタートポジションにする必要がある、というわけなんです。
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こうして記事にできるのは、あくまで一般論なので、「やってみたけどうまくいかない…」「我が家の場合はどうしたらいいの?」という時はご相談くださいね。
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