今回は「痛くない授乳のコツ」全10個のコツのうちの8番目のコツをご紹介します。
方法⑦の記事で、「『乳頭=赤ちゃんの鼻の高さ』でスタンバイする」ということをお伝えしましたが、その続き…というか、補足のお話です。
まとめてサクッと知りたい方は、動画でも解説しています。
授乳で乳首が痛い!から解放される方法⑧:赤ちゃんの下顎側の乳輪に、より深く吸着する
方法⑦の記事で、「乳頭=赤ちゃんの鼻の高さ」でスタンバイすることによって、結果的にこのような↓状態になるとお伝えしました。
適切な吸着ができるとこうなる!
- 下顎が乳房に埋もれる
- 赤ちゃんの下顎側の乳輪により深く吸着していて(上下非対称の吸着)、上唇側の乳輪は少し見えているかもしれない。(←今回の話)
- 赤ちゃんの頭は後傾している。
- 赤ちゃんの鼻の下に少し隙間ができている。
乳房から母乳を飲むときには、赤ちゃんは舌で乳頭~乳輪を「しごく」ようにうねらせて、蠕動運動をします。
哺乳瓶での飲み方との違い
哺乳瓶では「アムアム」「カミカミ」のような口の動きをしても中身が出てきますが、乳房から飲む場合には舌を蠕動運動をさせないと効率よく母乳が出てこないです。
それからまた、「アムアム」「カミカミ」のような口の動きをされると、お母さんの乳頭~乳輪が痛くなったり、傷ができたりする原因にもなります。
つまり、舌で乳頭~乳輪をしごくということは、赤ちゃんの下唇側により深く吸着しておかないと、
しごかれる場所が乳頭の付け根あたりになってしまう!→けっこう~かなり痛い!
というわけなんです。
赤ちゃんの舌がしごく位置が乳輪であれば、痛みを感じないで授乳することができますので、
「赤ちゃんの下顎側の乳輪に、より深く吸着する」
「赤ちゃんの上唇側の乳輪は少し見える状態の、『上下非対称』の吸着でOK」
というのが大事なポイントになります!
個別相談をお受けします
こうして記事にできるのは、あくまで一般論なので、「やってみたけどうまくいかない…」「我が家の場合はどうしたらいいの?」という時はご相談くださいね。
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