痛くない授乳のコツシリーズの第5弾。
前回の続きです。
動画でも解説しています。
授乳で乳首が痛い!から解放される方法⑤:赤ちゃんの体を巻き付けるように脇を締める
前回のコツ④は「赤ちゃんのおなかとお母さんはピッタリ密着する」でしたね。
授乳のキモである「深い吸着」を実現するために、「お母さんと赤ちゃんの体の間の隙間を少なくすることが重要」というお話でした。
でもこれ、実は、「『おなかを』密着」するだけでは少し足りないことがあるんです。
つまり、赤ちゃんの上半身だけでなく、「赤ちゃんの下半身も、お母さんの体に巻き付けるようにする」ということ。
「インドの民族衣装のサリーを着るように」
「着物の帯を巻くように」
と、よくお伝えしていますが、それくらいピッタリと!隙間なく!母子が密着する必要があるということなのですね。
肘をうしろに引いて・脇を締めていただくと、実現しやすいです。
ポイントは「赤ちゃんの下半身を」という部分です。
赤ちゃんの頭や首を押さえつけると、赤ちゃんは呼吸がしにくいですし、痛くない授乳のキモである「深い吸着」にするのが難しくなります。
赤ちゃんの上半身、特に首~頭には強く触れずに、そっと手を添える程度で大丈夫なことが多いです。
授乳中は力を抜いて
今回のコツ「赤ちゃんの体を巻き付けるように脇を締める」がやりにくいな…という方は、もしかしたら体に力が入っているのが原因かもしれません。
こうしてアレコレとコツをお伝えすると、やることがたくさんあるように感じて構えてしまうのだと思いますが、体・筋肉に力が入っていると関節がロックされてしまって、可動域が狭くなってしまうため、体をしなやかに使えなくなってしまいます。
授乳前に軽くストレッチや伸びをしたり、腕や手をブラブラしたりして、意識的に体の力を抜いてみるとうまくいくかもしれません。
個別相談をお受けします
こうして記事にできるのは、あくまで一般論なので、「やってみたけどうまくいかない…」「我が家の場合はどうしたらいいの?」という時はご相談くださいね。
個別相談には、➀訪問相談(地域は限る)、②Zoom相談、③LINEチャット相談があります。